
近年、大雨による洪水被害や土砂災害などの自然災害が増えてきています。自然災害への警戒が増える中、「自分の住んでいる地域の危険度を知りたい」と思う方もいるのではないでしょうか?
災害の危険度を知ることができるサイトとして、気象庁が提供している「キキクル」というサイトがあります。
今回の記事ではそのキキクルとはどんなものなのかや、色分けの見方など紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください!
キキクルとはどんなもの?災害が来る前に知っておこう!
「キキクル」とは大雨の際の災害発生の危険度を表す「危険度分布」の愛称のことで、気象庁のサイトで確認することができます。
キキクルには3種類あります。大雨による土砂災害は土砂キキクル、短時間の大雨による浸水災害は浸水キキクル、河川の氾濫による洪水災害には洪水キキクルの3種類があり、それぞれでどの範囲に災害が発生するのか地図上で確認することができます。
また、携帯電話の位置情報機能を使うことで、リアルタイムで今いる場所の危険度も確認することができます。
キキクルを利用して災害発生の危険を察知し安全なうちに避難するようにしましょう。
キキクルの色分けの意味は?見方を簡単に紹介
引用:気象庁|洪水キキクル(洪水警報の危険度分布) (jma.go.jp)
キキクルは5段階の色分けで危険度を表しており、令和4年7月から新たな区分で危険度を発表しています。色分けの意味を紹介してきますね。
黒:災害切迫(災害がすでに発生している)
もっとも危険な段階が黒色で、命に危険が及ぶ自然災害が発生している可能性が高いことを表します。
紫:危険(災害が発生する可能性が高い)
紫は災害が発生する可能性が高いときに使われる色で気象庁は自分の住んでいる場所が紫になった時点で避難するように呼びかけをしています。
オレンジ:災害が発生しないか警戒
オレンジは土砂災害が発生しないか警戒しておく状況であることを表しています。予めすぐに避難できるように準備しておきましょう。
黄色:災害が発生しないか注意
黄色は土砂災害が発生しないか注意が必要な段階です。黄色とはいえ時間の経過によって段階が引き上げられる可能性もあるので、近辺の避難所をチェックしておきます。
水色:今後の情報に留意する
水色の分布の地域は災害の発生危険度が低い状態です。低い段階ですが今後の雨雲の動きをチェックしておくとより安全に対策を立てることができます。
アプリをしてキキクルを有効活用しよう!
キキクルはスマートフォンやパソコンで気象庁のホームページを確認することができます。
また、自分がいる場所が紫以上の「避難レベル」になると、プッシュ通知で知らせてくれる機能もあるので有効活用しましょう。