
2022年9月30日に肺がんで亡くなられた、落語家の六代目三遊亭円楽さん。
テレビ番組「笑点」でよく見ていたけど、実際にはどのような方だったのか気になりますよね。
本記事では、六代目三遊亭円楽さんの人柄が分かるエピソードを紹介します。また気になる七代目円楽の候補者を調べました。六代目円楽さんの新しい一面を知れると思うので、ぜひ最後までお読みください。
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六代目三遊亭円楽(本名|會泰道=あい・やすみち)さんの落語家エピソード
落語家の六代目三遊亭円楽さんが30日、肺がんのため亡くなりました。72歳でした。
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— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) September 30, 2022
45年出演された「笑点」では、毒舌キャラで多くの笑いを取っていた六代目三遊亭円楽さん。特に故・桂歌丸さんとの「罵りあい」は番組名物でしたね。
そんな六代目三遊亭円楽さんですが、実際にはどのような方だったか気になりませんか。円楽さんの人柄が分かるエピソードを2つ紹介します。
立派な志も人望もある偉大な「世話焼きバカ」(林家木久扇さんより)
「笑点」の収録はお昼を挟んでいるのですが、昔からの習慣で弁当がでません。そんな中、円楽さん毎回、パンを楽屋に配っていました。さらに土用の丑の日には、出演者からスタッフから全員にうな重の上を配るサービスまであったのです。
年に1度の落語まつりでは、招待する方々の切符からホテルまで、全て円楽さんが手配をしていました。誰かに任せれば良いのに、自分が世話を焼かないと気が済まない。腹は黒いかもしれないけど、立派な志も人望もある偉大な「世話焼きバカ」なんです。(参考元:DIAMOND Online記事)
若手プロレスラーに粋な計らい(プロレスラーの大森隆男さんより)
『大森君!腕相撲しようか?!』と円楽さんより突然の申し出。落語家と若手プロレスラーの腕相撲はあっさり勝負がつきました。円楽さんは腕相撲に負けると『やっぱりプロレスラーはつよいなぁ!かなわないや!』そう言って席を立っていきました。
その後、自分の手を開くと折り畳まれた一万円札が入っていました。その後いくらお礼を申し上げても知らんぷり」円楽さんの粋な計らいでした。(参考元:yahooニュース)
落語以外でも話題に耐えない!六代目三遊亭円楽さんのプライベート
プライベートな出来事で1番有名なのは、2016年の「不倫騒動」じゃないでしょうか。この時の謝罪会見は、今でも神対応と言われています。
浮気を認めた上で、相手の女性を気遣いつつ、謎かけまで披露。(引用元:yhaooニュース)
- 今回の騒動とかけまして、東京湾を出て行く船と解きます。(その心は)後悔(航海)の真っ最中
- 続けて「天保銭(江戸時代の小銭)と解く。今は通用しません」
会見の返しが落語家らしいですよね。この他以外にも記者への回答が面白く、今でも語られる”爆笑会見”となりました。落語の仕事以外でも常に笑いに変えることができる円楽さんでした。
気になる七代目三遊亭円楽について
六代目三遊亭円楽さんが所属していた、「五代目円楽一門会」。六代目円楽さんが亡くなられたので、後継者の話は出てきますよね。2022年10月現状、七代目三遊亭円楽の候者を調べました。
1人目_三遊亭王楽さん(44歳)

笑点メンバーである三遊亭好楽さんの長男であり、五代目円楽さんの27番目で最後の弟子です。爽やかな顔だけでなく、持ちネタは現在200に迫る勢いであり、NHK教育テレビの『にほんごであそぼ』にも出演と実力もあります。
2人目_円楽さんの息子の会一太郎さん(34歳)

六代目三遊亭円楽さんの息子さんです。現在は、落語家と声優の兼業をしています。落語家としての高座名は「三遊亭一太郎」。落語家としての活動は少ないようですが、2022年6月に真打ちに昇進しています。
- 寄席(落語を演ずる場所)で一番最後に出る資格をもつ落語家です。また、弟子を取ることもできます。
- 階級としては前座見習い<前座<二ツ目<真打ちです。
どの業界でも起こる後継者争いではありますが、六代目円楽さんが亡くなったからこそ、候補者には今まで以上に落語会が盛り上げて欲しいですね。